大相撲の日本相撲協会は新しい技術や文化に寛容
日本国内に存在する公共団体の中には、文化を守る事ばかりを大事にしすぎてきた事が仇となって時代から取り残されていくようなケースもよくあります。 一方、日本相撲協会は守るべきところは守りつつ、良い文化・技術については拒絶することなく寛容に受け入れる姿勢を見せてきました。
例えば、サッカーやバレーボールの世界では、ジャッジは必ず人が行うべきという考え方を変える事ができず、つい最近までビデオ判定システムを導入していませんでした。 一方、日本相撲協会は昭和40年代から早くもビデオ判定を導入しています。 そして、力士・会場・テレビ観戦者誰もが納得のいくジャッジにて取り組みを裁いてきました。

その姿勢は現在も変わっておらず、インターネットが普及し始めてからは協会のホームページを作って積極的に大相撲の情報発信を行っています。
2010年代に入ってSNSが盛んになってくるとツイッターやインスタグラムの公式アカウントを作成して若いファンの獲得に尽力してきました。さらには2018年秋にYouTubeとTikTokに公式映像チャンネルを開設しています。
SNSアカウントや公式映像チャンネルでどんな情報を発信しているのかというと、まずインスタグラムにて力士の素顔がわかるような写真を多数投稿しています。ツイッターに関しては文字と写真・映像を利用して様々な最新情報をこまめに発信しているのが特徴です。
YouTube公式映像チャンネルはツイッター・インスタグラムほど投稿数は多くないものの、かなり長い映像が見られるのが魅力です。 こういった協会の努力により、大相撲ファンは年々増加し続けています。